Pelikan（ペリカン）限定 蒔絵万年筆 M1000「とんぼ」

— 不退転の象徴を描いた、世界限定111本の至高の蒔絵作品 —

蒔絵とは、漆で絵柄を描き、その上に金粉・銀粉・プラチナ粉などを蒔いて装飾する、日本の伝統的な加飾技法です。その芸術性と完成度の高さから、世界中で高く評価されています。

本作「とんぼ」は、蒔絵作家・中村省三氏により、研出蒔絵と高蒔絵を組み合わせた高度な「研出高蒔絵」技法を駆使して制作されました。

「とんぼ」は前にしか飛ばず、決して後退しないことから「不退転」の象徴とされ、古来より「勝ち虫」として縁起物とされてきました。特に戦国時代には、武士たちが鎧や刀の鍔にその意匠を好んで用い、勝利を願う祈りの象徴とされてきました。

本作には、五匹のとんぼが立体感あふれる高蒔絵で丁寧に描かれており、その姿は力強さと気品を併せ持ちます。背景には、日本古来の「継紙（つぎがみ）」をイメージし、和歌や経典などに使われた色や質感の異なる料紙を組み合わせた雅な世界を再現。

さらに、尻軸には独特の風合いをもつ石目塗り、キャップリング周りには金箔を施した上に漆を塗る「白塗り」技法、そして螺鈿や研出蒔絵など、多彩な加飾が細部に至るまで施されています。

この万年筆は、ドイツPelikan社のフラッグシップモデル M1000 をベースに、日本の蒔絵技術の粋とドイツのクラフトマンシップが融合した、まさに芸術作品とも言える一本です。

商品仕様

製品名：Pelikan（ペリカン）限定 蒔絵万年筆 M1000「とんぼ」

作者：中村 省三（胴軸に蒔絵で署名）

数量限定：世界限定111本（キャップに蒔絵で製造番号を表示）

ペン先：ロジウム装飾 18金（字幅：M 中字）

機構：ピストン吸入式

ベースモデル：Pelikan M1000 万年筆